ホンダのフリードはコンパクトミニバンですが、車中泊に向いている機能や純正品アクセサリーも車中泊を意識したものが多く、自分なりにカスタマイズしやすくなっています。
フリードの特徴を踏まえながら、車中泊を楽しく、快適にするためのアイデアをご紹介します。
フリード車中泊を便利にする2つのアイデア

画像出典:honda.co.jp
プライバシーを確保のためにシェードを用意
車中泊をするにはプライバシーの確保が欠かせません。フリードは車中泊に向いている純正のアクセサリーがあり、目隠しが出来る純正アクセサリーのプライバシーシェードが販売されています。
正規品ならではのサイズと断熱性が高いしっかりとした作りですが、他の非正規品のアクセサリーに比べると高価です。
今はネット通販でカーテンやサンシェードが販売されていて、手頃な値段で手に入れることが出来ますので予算に合わせて自分好みにカスタマイズして楽しむ事も出来ます。まさにアイイデア次第ですね。UVカット機能がついていると朝日がまぶしくなくてオススメです。
寝る時はマットやクッションを活用で快適に!
フリードは1列目のシートと2列目のシートを倒すと大人が余裕で寝られるシートになります。
ただ完璧なフラットな状態にはなっていないので、小休憩や仮眠などで使用するには良いかもしれませんが、しっかりと寝るにはマットやエアクッションなどを利用してでこぼこを緩和させるようにした方がいいでしょう。
運転席と助手席の間に空間があるので、それを埋めるスペースクッションを購入するとより使いやすくなります。
同様に2列目と3列目も倒すと眠れるスペースを確保出来ます。こちらも1列目と2列目よりはフラットな状態になりますが、やはり段差が出来てしまうのでマットなどで出来るだけフラットな状態にした方が寝やすくなります。
2列目と3列目はベンチシートにすることでスペースクッションが必要なくなるので、こちらで寝る方が比較的寝やすいかもしれません。
荷室には3列目のシートがありますが、3列目のシートを上げてスペースを作れます。こちらのスペースは160cm以下の人であれば一番寝やすいようにフラットになります。こちらもマットやクッションが必要にはなりますが、小柄な人には一番寝やすいスペースになるでしょう。
フリードプラスであれば、荷室はもっと寝やすくなります。
3列目のシートなく、2列目を倒して荷室用ユーティリティーボードを利用して、ビッグラゲッジモードやお休みモードにすれば、大人が余裕寝られるスペースを確保出来ます。
フリードプラスの荷室の改造方法は簡単?ラゲッジボードにマットで快適空間を演出!
純正アクセサリーでラゲッジクッションマットも販売されていますので、このクッションマットを使えば段差も寝にくさも解消出来ます。
純正アクセサリーでなくても、エアクッションやマットで十分代用が出来そうな段差なのでお気に入りのマットでカスタマイズしていきましょう。
フリードプラスを改造!車中泊を快適にする方法と便利グッズ・ツールまとめ
DIYやアクセサリーで上手に荷物を収納
車中泊では荷物が多くなり、かさばるし汚れがちです。フリードは荷室が広く、2列目のシートを倒して荷物をたくさん載せられるようにすることも出来ます。
荷室用ユーティリティーボードを使えば、下の段と上の段に分けて荷物を整理でき、ユーティリティーボードは防水で汚れにも強いので、汚れてしまった荷物を置いてしまっても拭けば問題ありません。
さらに純正アクセサリーにラゲッジマルチボードがあり、3段に分ける事も可能になります。
死角になりがちな天井部分にもルーフラックなどが純正アクセサリーで販売されており、車中泊にはありがたい、収納容量です。
荷室が広いので自分好みの棚やラックをDIYしてもいいかもしれません。
今はホームセンターでカットサービスを行っているところがありますので、簡単な工具しか持っていない、力のない方でも簡単に自分が欲しいサイズの棚やラックを作ることができます。
プラスチック製のポールとジョイントと天板で作れば、ネジや工具を使わずに簡単に組み立てることができ、低予算で実現が可能です。
ただ、ズレたり動かないように固定したり、クッションで調整したりする必要がありますので、注意してください。
こだわり派の方は荷室のサイドにあるユーティリティーナットの所を外して、両サイドに板を渡してテーブルを作成している方もいました。
フリードプラスの荷室寸法がすごい!ユーティリティナットやに収納ボックスの使い方もチェック
純正でなくても、自分の工夫やDIYで十分代用出来ますし、棚やラックを作ることはハードルが高いと感じるようなら、コンテナボックスを買えばテーブル代わりにも使えて便利です。汚れもシートさえ引いてしまえば、気にならなくなります。
荷室の広さを利用して車中でキャンプ

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フリードは荷室が広く2列目のシートを移動させてラゲッジモード、フリードプラスはさらにビッグラゲッジモードやお休みモードにし、テーブルを設置してしまえば、車内で調理が可能になります。
ポータブル電源を購入して、電力を確保してしまえば火を起こさなくても、ご飯を炊いたり、おかずを調理したりすることが出来ます。コンパクトサイズの蒸し器や重ねて収納出来る電機コンロなど、ネット通販でいろいろ販売されていていますし、調理も家で野菜や肉をカットして持ち込めば、ゴミも減り、時短になります。
調理が得意でなければ、お湯を注げば出来るフリーズドライもオススメです。親子丼、シチューやカレーと様々な種類が発売されていて、簡単においしく楽しめます。工夫次第では、車外に出なくてもキャンプが出来てしまいます。
ずっと車にいるのは体に良くないので引き籠もるのはNGですが、急な天候不良等になった際にはすぐに対応が効くので慌てることがなくなり、荷物も鉄板やグリル、炭等、重くかさばるものを載せる必要がなく、コンパクトになるので、車中泊が楽になります。
夏のレジャーにも大活躍!

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車中泊としてこれだけのスペックがあれば、夏のレジャーにも活用できそうです。
海やプール、山など、汚れたりぬれたりする事が多い夏のレジャーですが、フリードであれば荷室の空間の広さがあれば混雑する更衣室を借りたりすることなく着替えや荷物置きにも使えて濡れても大丈夫なユーティリティーボードで荷物を分けておけば濡れる心配がなく、思いっきり遊んで汚しても大丈夫です。
わざわざ、パラソルやテントなど持参しなくても日よけもなり、お子様が疲れて寝てしまっても安心です。家族がいると荷物が増えてしまいますが、荷物のスペースも節約出来て、より安全な状態で休めるのはとても嬉しいですね。
コロナ渦でも他の人と距離を保ちながら、楽しめるところは楽しむのも大切です。車中泊にも最適ですが、夏のレジャーにも大活躍まちがいなしです。
フリードのマイナーチェンジモデルを比較考察!外装・内装画像や装備の変更点は?
終わりに
フリードの車中泊のしやすさや、荷物の収納力、座席の移動により車内でのスペースの確保のしやすく、出かける事や車中泊を想定したような純正アクセサリーは価格と折り合いがつくなら購入しておきたいものばかりでした。
ですが、今はホームセンターやネット通販で何でも手軽に手に入り、DIYも簡単に組み立ての出来るラックやサービスもあり、少しの工夫とアイデアでより自分らしくすることで車中泊をワンランクアップさせる事が出来ます。
初心者の方にはまずはキャンプ代わりに車中泊を気軽に楽しむことから始めるにはいいのではないでしょうか。
車中泊のアイデアをご紹介しましたが、きっと回数を重ねるうちに自分なりの最高の車中泊のアイデアが生まれるはずです。