フリードの全幅・車体寸法！競合と比べて判明する真実とは？シエンタ・セレナ・オデッセイの車体サイズと比較

今回は、現在テレビCMでも流れている、ホンダのミニバン・フリードの全幅（車体サイズ）について、

• 競合車との比較（他ミニバンや７人乗り車）
• 普段の生活の中での使用感

などを紹介します。

ずばりホンダ「フリード」の全幅と室内幅は・・・

まず結論から申し上げますが、ホンダ　フリードの全幅は、1,695mm【Honda公式より】です。また、室内幅は1,455mmとされています。

以降は、フリードの全幅についてイメージを持ってもらえるように、次の５つの観点で紹介します。

他のミニバンとの比較！全幅はちょうどいい！？

この章では、フリード購入時、頻繁に競合車として考えられる車について紹介します。

まずは、以下の４つの車の全幅についてです。

まずは、最も競合車として挙げられているシエンタについてですが、目視での外観が似ており、実際の全幅もフリードと同じく1,695mmなのです。

次に、形は大きく変わりますが、こちらはフリードと同じくホンダから出ているステップワゴンです。こちらのステップワゴンの全幅もフリードと同じ1,695mmです。

残りの２車は少しサイズが大きくなりますが、トヨタのプリウスαで1,775mm、ホンダのオデッセイで1,820mmです。

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他の７人乗りの車との比較！フリードはやっぱり小さい！？

次に、形はフリードと大きく異なるものの、同じく７人乗りである車について、その全幅を紹介します。最初に、各社の７人乗りの全幅について紹介します。

ご覧の通り、小さいものでフリードと同じ全幅の1,695mmから、大きいものでは1,850mmまであります。それでは、順番にみていきたいと思います。

はじめに、トヨタのミニバンの王様、アルファードとヴェルファイアについてです。
この２車は全幅が同じで、今回紹介する車の中でも大きい1,850mmです。フリードの全幅が1,695mmなので、155mmも大きいことがわかります。

次に、こちらもトヨタのノア/ヴォクシーですが、この２車は種類によってサイズが変わるものの、小さい方のサイズであば、フリードの全幅と同じく1,695mmのサイズも展開されています。

トヨタで紹介する７人乗りの最後はエスクァイアで、こちらは１サイズかつフリードと同じ1,695mmの全幅です。

日産エルグランドや同社のセレナ、三菱のデリカD:5も基本的にフリードより幅広で、唯一日産セレナの安価なグレードのもののみ1,695mmでフリードと同全幅です。

そのセレナの兄弟車である、スズキのランディも同幅で、全幅1,695mmと意外なラインナップとなりました。

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ここからは、紹介する車のタイプが変わり、７人乗り、もしくは７人乗りの種類も展開されているSUVについてです。

まずは、ホンダのCR－Vからです。このCR－Vですが、７人乗りも展開されていることをご存知の方はあまりいないのではないでしょうか。今回紹介する７人乗りのSUVの中では最大のサイズ感で、全幅1,855mmもあります。このサイズは前述したトヨタアルファード/ヴェルファイアよりも5mm大きいサイズで、非常に大きく感じると思います。

次に、マツダCX－8です。発売されて間もない車種ですが、今では街中でよく見かけるようになりました。こちらの全幅は、やはりフリードより大きく1,840mmあります。

最後に、三菱アウトランダーですが、こちらは他の２車より少しだけ小さく1,810mmの全幅です。

日常生活の中の駐車場の広さとの比較

まずは一般的な駐車スペースについて、意外にも知られていないのですが、実は国土交通省の駐車場設計・施工指針というものがあります。その国土交通省の指針によると、幅員は軽自動車で2.0m、普通乗用車では、2.5mを下限とするように記されています。

そのことから、普段街中でみる駐車場の駐車スペースは2.5mはあると考えて大きくは問題なさそうです。

ここから、ようやく本題ですが、フリードの全幅1,695mmと街中の一般的な駐車スペースの2.5mの関係はどのようなものでしょうか。

数字上の単純比較では、一般的な駐車スペースが805mm広いので、問題はなさそうに思えます。それでは、実際の乗り降りを想定した時に、この805mmはどうなのでしょうか。

先ほど紹介した国土交通省の指針に戻るのですが、この指針と普通乗用車の平均的な全幅を照らし合わせて考えてみると、普通乗用車の平均的な全幅が1.7mです。そして、国土交通省の指針で記されている駐車スペースの幅員が2.5mなので、フリードの場合は特に問題なく乗り降りが出来る幅のサイズ感なのです。また、後部座席はスライドドアなので、乗り降りには一段と余裕が生まれます。

室内幅について！十分な広さがちょうどいい！？

ここまではどちらかと言うと車と外部環境との関係についてみてきました。しかし、この章では、車の内部環境、つまり室内幅についてみていきたいと思います。

フリードの室内幅は、1,455mmです。車に乗る際の平均的な大人の横幅は450mmで考えるようなので、フリードの場合ゆとりがあることが伺えます。

ただし、あくまでも平均的なサイズですので、スポーツをしていたり元々からだのサイズが大きい人が１人でもいると、たちまち窮屈に思える幅でもあります。実際、筆者は学生時代ラグビーをしていたのですが、同級生の実家のフリードに部員が乗せてもらった時は、後部座席の３人は肩同士が重なり合うか、身体を斜めにしないと座れませんでした。

あくまでまれな例で、２人で座ればまったく問題ないのがこの室内幅1,455mmというサイズ感です。

また、チャイルドシートとの関係性でみてみると、よく見かける座席が回転できるタイプの大きなチャイルドシートは、横に倒した状態だと２つは載りません。

ただし、１つが上述の大きなタイプのチャイルドシートで、もう１つが座るだけのタイプのチャイルドシートの場合は、２つ載せることが可能です。しかし、この場合も、間に大人が座ることは出来ません。

全幅のサイズ違いの影響について

結論から申し上げると、「あまり影響は無い」です。普段からギリギリの幅の道路や駐車スペースを使っている方であれば問題があるかもしれないですが、大部分の人はある程度余裕のある道路を、余裕のあるスペースを空けて車で走行しています。また、駐車スペースについても基本的には同じことが言えるでしょう。

今回紹介したたくさんの車の中で、フリードは最も小さいサイズでしたが、大きいサイズと比較する場合と小さいサイズと比較する場合でフリードの大きさも相対的に変わってきます。それでも、今回紹介した中で最もサイズに違いがあった差は、160mmでした。2020年の平均的なスマホの画面サイズが約14cmなので、それよりはるかに大きな車のサイズが、スマホ一台分広いか狭いかの違いということです。

まとめ

今回、フリードの全幅について紹介しました。案外大きいなと思われた方、思っていたより小さいなと思われた方、それぞれいらっしゃったと思います。いずれの方にもお伝えできることは、フリードの全幅が1,695mmであるということです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。