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フリードプラスの荷室寸法がすごい!ユーティリティナットやに収納ボックスの使い方もチェック

フリードプラス
画像出典:honda.co.jp

フリードは3列シートの小型ミニバン。軽自動車ではなく普通車カテゴリーでは最小クラスのユーティリティで大人気です。ただ、この3列目シートをたたむ方法は跳ね上げ式のため、大荷物を抱えて5人まで乗車のユーザーには大きな不満点でした。

それなら、初めから2列シート限定にして広い荷室を確保しよう・・・と企画されたのが「フリードプラス」

デビュー以来、アウトドアユーザーに注目されている一台です。その荷室寸法をご紹介します。

フリードプラスの荷室寸法は”フリードより”も使える!?

フリード+ はフリードと同じボディサイズを持つミニバン。もともと3列シートで設計された室内の最後列3列目シートを”取っ払って”、2列シート+荷室に仕立てたレイアウトにしています。

フリードは、ライバルのシエンタよりも広い室内が自慢ですが、弱点もありました。それが3列目シートの格納方法です。シエンタは3列目シートを床下格納できるため、2列シート設定の時は荷室がフルフラットに。そのため、3列目シートはあまり座り心地はよくありません。

フリードの場合は、3列目シートも厚みや程よい硬さで長距離ドライブでもくつろげる品質。そのため、床下格納出来ずに、左右に跳ね上げてたたむ仕組みを取らざるを得ませんでした。そのため、荷室が狭くなり運転席からの後方視界も悪くなるリスクが発生。

それなら、初めから「2列シート、5人乗り」のフリードにしてしまえ!となったのがフリードプラスだったのです。

無理に6人、7人乗車しないなら、フリードよりも荷室寸法が広く取れて後方視界も良好なフリードプラスの方が”使い勝手がいい”のです!

デカいテールゲートとノンステップバス並みの開口部地上高

フリードとフリードプラスの大きな違い、それは開口部地上高、335mm。つまり、地面から33.5cmの高さに荷室床が現れるのです。フリードの場合は48.0cm(ちなみにNboxは47cm)なので、実に14.5cmも低く設定されています

これはノンステップバスが約300mmなことから、荷物を積みやすいだけでなく、楽に自転車を載せることもできます。仕事用の電気工具や家電製品、大工道具やスポーツ用品などいろいろと出し入れがしやすい高さになっています。

ちなみにこの開口部地上高は、車椅子で乗車できるような設定(スロープ付き)にもなっているのです。

開口部の幅は1,080mm、注目は開口部の高さで1,255mm。フリードの高さが1,110mmなので145mmも余裕のある設定です。ちなみに26インチ自転車は高さ(地面からハンドルのベルまで)がおおよそ1,200mm。フリードプラス ならすんなりと入ります!

フリードプラスはフリードよりも縦方向で開口部14.5cm大きなテールゲートなのが特徴ですが、その分「大きく開く」ことにも注意。車両後方にゆとりを持って駐車しましょう。

荷室奥行きは最低でも850mm

フリードプラスの2列目シートを最大に下げた状態で計測すると、荷室奥行きは850mmほど。2列目シートで足を組んでゆったり座って、なおかつその後ろには850mmの奥行きがあるのはうれしい!もし2列目をたたむことで、フルフラット面に設定することもできます。

荷室はその高さを生かして「ゴルフバッグ」などを縦積みすることも可能。また、フロアボードを使うことで、空間を2つに分けることもできます。床からフロアボードまでは高さが350mmほどあり、ちょうど押し入れ用の収納ケースがすっぽり収まります(車輪のないもの)。

ユーティリティナットの使用方法

フリードプラス の特徴の一つが「ユーティリティナット」です。これは、荷室の壁に左右それぞれ60cmの長さに5ヶ所、20cm上下で5ヶ所の計10ヶ所のナットで、直径6mmのボルトを固定できます。フックを設置すれば、アウトドア用の帽子や手袋、袋などを吊り下げることができるほか、左右壁面のナットを生かして、棚や突っ張り棒的な活用も可能

ナットは十字型のカバークリップがあり、コインを差し込んで左に回すと緩みます。カバーを外した後、ナットにボルトを取り付けますが、1つに付き3kgまでの加重限度で使用します。とくに左右壁面のナットを利用してワイヤーネットを這わせば、ガラス類の割れ物や傷みやすい果物などを包んで置ける、とっておきの場所になります。

自作テーブルで室内がカフェに!

また、こんな使い方もアリ。

6mm×6cm長さの木ネジを左右壁面2本ずつ、平行に合計4本埋め込みます。この木ネジの上にホームセンターなどで板材(15cm程度)を設置すれば、おしゃれな木製のテーブルが完成。

なぜ木製?かというと、フロアボードを敷き詰めることでのんびり足を伸ばしてくつろげるスペースができて、その上にテーブルがあれば・・・軽食やコーヒーを楽しめるマイルームに早変わりできるわけです!

木材は室内幅に合わせて長さを125〜127cm、幅は30cm程度で十分。もちろん室内壁面はプラスチック材なので、木材の切れ端で壁に傷を付けないように布などで端だけを覆うなどすればなお良し!

突っ張り棒などを使って、自転車を固定

ユーティリティナットに突っ張り棒やイレクターパイプを固定することで、様々なものを結わえつけることもできます。例えば、自転車。突っ張り棒の場合は、伸縮するためナット部分に棒を噛ませる部品を取り付けて置きます。自転車を搭載、そのあとに突っ張り棒を固定して自転車を結わえておけば、しっかり固定。

ホンダ純正のタイダウンフックで縛り付けることもいいのですが、突っ張り棒の方がより簡単に作業できます。フックの場合は、身を屈んだり手足を伸ばして取り付けなければならず、暗い日は照明を点けても影になってしまって時間がかかることがあり、棒を使うと楽に作業できるのです。

これは3列シートのフリードにはできない芸当、フリードプラス で良かったと思う瞬間です!

ユーティリティナットの位置は、床面から50cm〜80cmの高さで上下2列、5ヶ所づつ配列。工夫次第でフリードプラスを「自分だけの秘密基地」に変身できます。

気をつけたい、ユーティリティナットの取り付けた「後」!

ユーティリティナットの使用については、ネジ径はM6(6mm径)、ワッシャーを噛ませて20mm長のネジを取り付けます。

注意したいポイントは、規格外のネジ使用をしないことと加重を守ること。また、吊り下げたモノの音鳴りで、運転中に「うるさく」感じるとストレスの元です。

棚や棒をうまく取り付けても、わずかな隙間のせいでこれも運転中にギシギシ鳴るようでは、いけません!

フリードプラス の収納ボックス

フリードプラス にはいくつかの収納ポイントがあります。

①グローブボックス・・・助手席側の膝上に配置。車検証などを入れておくスペースとして利用できます。

②運転席アッパーボックス・・・運転席側ダッシュボードにあり、仕切りがあって3つのスペースとして活用。中はギザギザ状の滑り止めがあり、小銭やカード類などをしまうのに便利。一番広いスペースには薄型のティッシュボックスが丸ごと入る!

③運転席用ドリンクホルダー・・・ダッシュボードの右側に設置。カップホルダーだけでなく、スマートフォンを立て置きするのにも便利。

④シフトレバーのあるセンター部分、下ポケット・・・USB端子(出力は1.5A)、HDMI端子などがある部分で、スマートフォンを充電しながら置くスペースとして活用できる。

フリードプラスには他にドリンクホルダーがありますが、ミニバンの割りには収納スペースが少ない・・・と思う人も少ないありません。

実は、この点がフリードプラス の弱点でもあります。

室内を広く取るため、ポケットや隠しボックスなどは極力少なく、便利さがスポイルされているのもフリードプラス。そのため、カバンや布製の収納ボックスなどを活用、荷室のフロアボードで下部分に仕舞えば収納力が断然アップします。

クーラーボックス選びは慎重に!

ドライブやアウトドアユースでも大活躍のフリードプラス ですが、夏場だけでなく冬場でも重宝するのが「クーラーボックス」です。

クーラーボックスには保冷剤を入れるだけのタイプ(釣り用も含めて)から、冷蔵冷凍庫タイプまで様々あります。フリードプラス の室内をざっと見ただけなら「大きさはなんでもいいだろう」と考えて容積や使い勝手だけで購入する人が多くいます。

ですが、注意したいのは「どこに置くのか」という問題。後席に誰も座らないなら、後席前の足元に置くのがポイント。または、荷室にフロアボードを敷き、その下にすっぽりと収まるように配置します。この場合、クーラーボックスの高さは35cmまでに設定するのがお約束です。それ以上だと、フロアボードが浮く状態になります。

クーラーボックスに何を入れるのか、500mlペットボトルが縦に入らないが、500mlのビール缶なら入る・・といった条件など、入れるものとスペースをよく考えて選んで下さい。

見た目もかっこいい、ルーフラック。その設置について

最後は、ルーフラックについてご紹介します。

ルーフラックは2種類あり、「屋根の上に取り付ける金属製のカゴ棚」と「室内天井にぶら下げて取り付けるカゴ棚」です。屋根上の場合はルーフレールを別途取り付けるなど、付属品が必要で、そこにラックを噛ませる方法を取ります。

屋根上収納では、アタッチメントを取り付けたルーフボックスを使う人が多く、非常に便利。ただ、ラックの場合はモノの形や大きさで自由度が高いため、シートで完璧にモノを覆ってラゲッジネットとタイダウンベルトで縛るだけの簡単さがウケています。

なお、ルーフボックスを取り付ける場合、車体のセンターではなく助手席側に取り付けます。ルーフラックの場合もやはりモノは助手席側に寄せて取り付けると、取り出しやすいです。これは、車道側ではなく歩道側から作業することが圧倒的だから・・・です!

室内天井にぶら下げるルーフラックは、車高が高いフリードプラス ならではの収納方法。ホンダの純正オプションにもあり、取り付け場所は荷室上付近。サイド最後尾の三角窓上に取り付け金具が設置されていて、アタッチメントも含めた取り付けキットが販売されています(税込、15,400円)。ここにはネットも含まれていて。毛布や洋服、帽子や手袋など5kg以下のモノを収納するのに便利です。

ルーフラックはもちろん自作も可能。設置の際は、後方視界を遮らない程度にぶら下げ位置に注意して置きます。

最後に

フリードプラス の収納関係についてまとめました。使い勝手がいいフリードプラスですが、荷室が独立しているのがこの車の大きなポイントです。あくまでも荷室と客室を分けて、使い方を事前に想像しながら装備を揃えると、ドライブやアウトドアで楽しめるのは間違いありません!

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