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ホンダ「フリード」のガソリンタンク容量と航続距離の考察!ライバル車種との比較も

燃費
画像出典:honda.co.jp

ホンダ「フィット」の4代目が登場して1年が経ちました。そろそろフィットをベースにした新型「フリード」の登場もありそうな予感がします。

ホンダは4代目フィットで燃費よりドライビングプレジャーを重視してきたのでもしかしたら新型フリードが出ても燃費はあまり求めず現行の2代目フリードでも悪くないのでは?と思い、航続距離やガソリンタンク容量等を検証し考えてみました。

フリードのガソリンタンク容量は2種類

現在発売中(2021年3月)のフリードは1.5リッター直列4気筒の自然吸気エンジンを搭載したFF(前輪駆動)とAWD(4輪駆動)が用意されています。そのガソリンタンク容量はFF車とAWD車で違っていて容量差がかなりあるのがポイントです。

  • FF車のガソリンタンク容量は36リットル
  • AWD車のガソリンタンク容量は53リットル

後部にもメカニズムを搭載しスペースが少ないはずのAWD車の方がFF車より17リットルも多く入るようになっています。

そもそも2代目フリード登場時の2016年モデルAWD車のガソリンタンク容量は40リットルでFF車とそれほど変わらなかったのですが2019年のマイナーチェンジ時に53リットルまで拡大していました。

2019年のマイナーチェンジで燃費表示がJC08からWLTCになり表示的に燃費が落ちた感じがするのでガソリンタンク容量を増やしてカバーしているのではないかと思います。ちなみにJC08燃費表示も残っていてそちらで比べてみると17.6km/Lから16.4km/Lへ実際にダウンしています。

これらの情報からガソリンタンクを満タンにした状態で走れる距離は

  • 2016年モデルのFF車 → 19km/L × 36リッター = 686㎞
  • 2016年モデルのAWD車 → 17.6km/L × 40リッター = 704㎞
  • 2019年モデルのFF車 → 19km/L × 36リッター = 686㎞
  • 2019年モデルのAWD車 → 16.4km/L × 53リッター = 869㎞

と、最新型のAWD車は他と比べてもかなりの距離が走れるようになっています。

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ライバル車とフリードのガソリンタンク容量を比べる

昔はフリードのライバル車というと何台か思いついたものですが現在ではトヨタ「シエンタ」くらいしかいない寂しい状況になっています。

シエンタもフリードと同じように1.5リッター直列4気筒の自然吸気エンジンを搭載したFF(前輪駆動)とAWD(4輪駆動)が用意されています。

ガソリンタンク容量もFF車とAWD車で違っていてFF車のガソリンタンク容量は42リットルでAWD車のガソリンタンク容量は45リットルです。差はフリードのFF車とAWD車ほど大きく違わないのがポイントです。

各シエンタのガソリンタンクを満タンにした状態で走れる距離は

  • 2020年モデルのFF車 → 20km/L × 42リッター = 840㎞
  • 2020年モデルのAWD車 → 15.2km/L × 45リッター = 686㎞

と、シエンタの場合はFF車の方が長距離走れる設定になっているようです。

カタログや店頭での燃費の表示はフリードもシエンタもそれほど違わないのですが、ガソリンタンク容量から航続距離を調べてみるとフリードならAWD車、シエンタならFF車が良いという謎な結果が見えました。

さらに実燃費でいうと、私の試乗(コンバインド)ではフリードもシエンタもだいたい15km/Lを超えるくらいでしたので、フリードのFF車で540㎞、シエンタのFF車で630㎞走れると考えられます。東京大阪間は500㎞ないくらいの距離ですが満タンにすると走破できます。この場合高速道路の走行が多いのでさらに燃費はさらに良くなりどちらも余裕をもって走破できるでしょう。

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フィットの兄弟車なのにセンタータンクじゃない!?

フリードはフィットや「ヴェゼル」「シャトル」とプラットフォームを共有する兄弟車です。フィットの兄弟車はガソリンタンクをフロントシート下部に搭載する「センタータンクレイアウト」を採用し2列目や荷室を低床化することでスペース効率を高めています。

しかしフリードのガソリンタンクはフロントシート下部ではなく2列目の下部に搭載されています。2列目にガソリンタンクが来ることでホンダ車自慢のフラットな床面が得られなくなるのでは?と心配ですが、そのようなことはなくフラットなままで、6人乗り仕様では違和感ないウォークスルーや、7人乗り仕様ではシートアレンジで2列目を起こして縦にしてもフラットで広大な荷室を得ることが可能になっています。

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ちなみにフロントシート下部に搭載する兄弟車のガソリンタンク容量は40リットルが最大ですが、フリードは上記の通り53リットルと大容量を実現しています。

4代目フィットや新型ヴェゼルから考える、新型フリード

4代目フィットをベースにしたSUVのヴェゼルは2021年4月発売です。発売時ヴェゼルはフィットと同様にガソリンエンジン車とハイブリッド車の2仕様で登場します。同じ2仕様ですがヴェゼルは若干重量がありピックアップの良さも必要なので1.3リッターエンジンのフィットとは違い1.5リッターエンジンを搭載しています。

新型フリードもフィットよりヴェゼル寄りの味付けだと思うので1.5リッターエンジンを搭載してくると思います。その他は現行同様トランスミッションはCVT、FFとAWDの駆動方式も採用されるでしょう。

年々厳しくなる排出ガスに対応するためパフォーマンスが落ちることだけはないよう祈るばかりです。

フィットもヴェゼルも昨今の“モデルチェンジしたら大きくなる”という流れに乗らずこれまでのサイズを踏襲していますのでフリードがモデルチェンジしてもそれほどサイズは変わらず、引き続き“ちょうどいい”サイズで走りが良くて燃費もそこそこ良く、そしてハイテク満載のものが登場するのだろうと思います。個人的には5人乗りの「フリードプラス」に期待しています。

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フリード試乗してみて感じたこと

私は普段燃費が悪い部類に入るスポーツカーに乗っているので満タンで600㎞以上走れるフリードに不満はありませんでしたが、あまりガソリンスタンドに行きたくない層にはこの容量では不満があるそうです。実際試乗してみて高速道路では20km/L近く、うまくいけば超えるほど低燃費で走れるので東京から九州や四国に行くのでなければ頻繁に給油することなく、入れるとしても休憩のついでに1回程度のとても良い車だと感じます。

しかし大人2~3人での使用では走行性能は問題なく、燃費も良いフリードかもしれませんが、フル乗車の7人となるとエンジンは高回転域を使いますし高回転域を頻繁に使うと燃費は悪くなります。さらに7人乗ると普段は3列目を跳ね上げて使っていた広大な荷室はなくなり、各自の荷物を膝や足元に置くという感じにユーティリティも悪くなってきます。

試乗当時は暑い時期だったのですが、エアコンの冷気がなかなか3列目まで届かないというか途中で温められて冷気ではなくなっている感じがしました。

フリードの上位にはベストセラーの「ステップワゴン」があります。こちらは約500㎜の全長差があるだけあって3列目のシートを使っても荷室はそれなりにあります。さらにエアコンの吹き出し口は後部にもあり、エンジンにはターボチャージャーがが付き走りに余裕もあります。フル乗車時の余裕が欲しい場合はステップワゴンの方がいいと思います。

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