コンパクトミニバンで大人気のホンダ フリード!5ナンバーサイズにまとめた絶妙なサイズと、広々とした室内がとくに好評です。中でも、際立ったカッコよさで注目のモデューロxとその値引き額の相場と交渉限界を検証します!
ホンダ フリード モデューロxの価格!値引き額の限界はいくら?
フリードモデューロxの価格は、295万円から
インテリアは、上品なブラックで引き締めたインストゥルパネル下部分、ディンプルレザーとスムースレザーのコンビとなったステアリングホイール、プライムスムース(人工皮革)&スエード調の専用シート、LEDフォグ&フロントビームライト、9インチナビとドラレコ・・・とこれだけの装備標準でガソリンモデルが295万円(6人乗り)からラインナップされています。
ハイブリッドモデルは325万円(6人乗り)からで、7人乗りは2万円アップです。
オプションは、メーカー設定のナビモデルを選んだ場合は、ドラレコもあるため、各ディーラー独自の設定を選ぶ程度になります!
燃費は11.42km/L~
モデューロxは走りに振ったモデルのため、実燃費の振れ幅が大きいことで知られています。「みんカラ」による平均値(ガソリン)では11.42km/Lとなっていて、ゴーアンドストップのない市街地では20km/L程度となっています。
ノーマルのフリードハイブリッドは、平均値で20km/L(高速走行はさらに良くなる)ため、燃費は60%程度と考えていいでしょう。
モデューロxの値引額!交渉の限界はいくら?
車の値引き額が「車両価格の10%を目指せ!」が合言葉。モデューロxの場合は、15万円から25万円が値引きの相場となっています。300万円のプライスなら、やはり30万円~40万円を引き出したいところでしょう。
ただ、モデューロx購入の際はどうしても競合車がなく、特別仕様車を買うことの満足感から値引きを期待しないユーザーが圧倒的。ホンダカーズとしても安く売りたい車ではないので、25万円達成でそれ以上は無理・・・と説明するようです。
モデューロxのスペック!足回りの変更点
車両スペックは次の通りです。
- 全長×全幅×全高(mm):4,290×1,695×1,710
- タイヤサイズ:185/65R15 88S
- 最小回転半径(m):5.2
- 車両重量(kg):ハイブリッド1430-40・ガソリン1370-80
- 乗車定員(名):6/7(フリード+の設定なし)
- 駆動方式:FF(4WDなし)
- トランスミッション:ハイブリッド 7DCT/ガソリン CVT
- 排気量(cc):1,496
エンジンモデル
- エンジン最高出力(KW[PS]/rpm):95[129]/6,600
- エンジン最大トルク(Nm[kgf])rpm:153[15.6]/4,600
ハイブリッドモデル
- エンジン最高出力(KW[PS]/rpm):81[110]/6,000
- エンジン最大トルク(Nm[kgf])rpm:134[13.7]/5,000
- モーター最高出力(KW[PS]):22[29.5]
- モーター最大トルク(Nm[kgf]):160[16.3]
以上の基本スペックは、スタンダードモデルからの変更なしですが、足回りは強化されています。
モデューロx、その足回りの変更点は?
フリードが低重心のハッチバックやセダンと決定的に違うのが、室内空間の容積。全高1.7mの箱型ボディは、エンジンルーム以外ほとんど空間という空気抵抗の悪さが基本です。室内面積は広く、剛性感も求められ、燃費が悪いと高速走行時にストレスを抱える・・・フリードは基本的に足回りにお金をかけようとするユーザーがあまりいないジャンルのクルマ。
そこで、ホンダはまずサスペンションを入れ替えたほかは、徹底的に気流を制御することで、車両の安定感を求める方法を試しました。
「エアロフィン」はバンパーサイドにつけられたわずかな突起。フィンは昔から研究されていて、航空機には主翼上に魚のヒレ状のものがあったり、新幹線500系のパンタグラフにはフクロウの羽を模した棒状の翼があります(風切り音軽減)。エアロフィンはタイヤハウス内で発生する乱気流を制して、機敏なハンドリングが可能となります。
さらにバンパー下にある7つの風洞形の「エアロボトムフィン」とサーフボードを切ったような形状の「エアロスロープ」があり、揚力を抑えてタイヤの接地力を常に一定にできるような安定走行を実現しています。
初速から「あれ!これがフリード??」と感じるほど、車が素直な動きになるのは、このデバイスのおかげなのです。
ボディーカラー!人気色は何色?
モデューロxの人気色は、プラチナホワイトパールとミッドナイトブルービーム・メタリック。
ホワイト系はどのミニバンでも人気ですが、小型ミニバンということで個性的ブルーが人気上昇となりそうな気配ですね!
フリードは2種類のスタイルとカスタムモデルから選べる
フリードのカタログを見ると、定番の6人乗りモデル・7人乗りモデル「フリード」に加え、2列シート5人乗りの「フリード+」があります。
この「フリード」と「フリード+」には、最近大人気のキャンプやアウトドアスポーツにマッチしたカスタムモデルの「クロスター」が発売中。フロアバンパーや前後のロアバンパーが悪路でも活躍できそうなカッコよさ!多少濡れたジャンパーのままドライブしても、一拭きすれば汚れが取れるコンビシート・・など、遊び心満載です。
フリードはシートアレンジ(3列のフリードか2列5人乗りのフリード+)か、さらにカスタムモデル「クロスター」にするか・・など好みのタイプを選べます。走りは「1.5Lエンジン」と「1.5Lハイブリッド」のパワー2択。さらに、パワートレーンは前輪駆動タイプと4WDから選択できるため、どの地域でもドライブが楽しめるラインナップです。
フリードの価格帯は199万円から!一番の高査定はモデューロX
スタンダードのフリード、5人乗りのフリード+、そしてアウトドアテイストのフリードクロスターのプライスレンジは200万円前後から。軽自動車のNBOXにかぶっていることから、お買い得感の強い価格設定となっています。
ちなみに、フリード ガソリン車が199万円〜、フリード ガソリン車クロスターが238万円から。フリードハイブリッドが256万円〜、フリードハイブリッドクロスターが278万円から。
5人乗りのフリード+はガソリン車のみで、218万円〜241万円。フリード+クロスターは240万円〜263万円となっています。
価格帯で選ぶと、スタンダードのフリードなら車両値引きで10万円〜30万円。6人乗りか7人乗りかは値引額に影響はありません。ただ、必須項目は売れ筋の「ホンダセンシング」のG以上で高査定です。
でも、フリードで一番の高査定は「モデューロx」。
新車で買っても、中古車で買っても、もちろん売る時も大人気のモデルで、チェンジアップで足回りが素晴らしく仕上がっている・・と評判のクルマです。
「モデューロx」はミニバンとは思えない、素晴らしい走り!
「フリード」、「フリード+」に各々SUVテイストの「クロスター」がラインナップされているフリードファミリー。その違いはエクステリアやインテリアに限られていて、走りのクオリティにはあまり語られません。ガソリンかハイブリッドか、FFか 4WDかで違いはありますが、「モデューロx」独自のスペックはあるのでしょうか?
答えは、NO!
「モデューロ x」はフリードと同じシャーシ、ボディ、エンジンを搭載。違いはオリジナルの足回りとなっています。(全長は25mm延長されています)
「モデューロx」は、サスペンションや空力を生かすエアロパーツが特別設定。素のフリードとは全く違う走りを見せます。重心の位置が腰高のミニバンは、どうしてもカーブでユラっとなり、大回りになってしまいますが、それが路面にピタッと吸い付き、楽々とワインディングを「刺す」走りができます。
思い通りにドライビングできることで「あれ!運転上手くなったのかも・・」と思わせる仕上がりで試乗した人が感動する乗り心地!
直進安定性も格段によく、チューニングにはドリキンこと土屋圭市氏のアドバイスが入っているため、初心者ドライバーにも運転しやすいミニバンです。
まとめ
フリードモデューロxは価格で300万円、値引きで25万円程度を目指すのが買い時と言えます。ただ、交渉の際に「フリードにしては高くないですか?」と言われた場合、試乗で確かめてください・・・とあしらわれるだけとなりそうです。
走らせれば、その価値が絶対わかる、ホンダの自信作なので試乗してから交渉しないと時間の無駄になってしまうでしょう!